もう帰るんよ、明後日には。そんな間際に呼び出しがあった。呼び出しの主は【KOKIA】さん。
『REAL WORLD PHOTOBOOK』の色見本が届いたのだ!
実は、この色見本を見るために帰国を一週間延期したのだ。普段遠くにいると自分が色校チェックをする機会は殆どない。しかし、今回はギリギリ(延期したけどネ)見ることができる。デジタルで納品しているとどうしても印刷したときの色が気になるし、今回はせっかくの私の写真での写真集なので、責任を持って最後まで色を見たかったのだ。
で、夕方に来て欲しいと言うので予定を入れたら……オォウ。今日、Rendez-vousが
5件入ってるやんけー!
ちょちょ、どーなってんねんマネージャー!……うん、脳内にしかいないマネージャーだけどね。まぁ、帰国前と言うのはいつもこうだよ。
指定時間にお邪魔する、チーッス!(挨拶はちゃんとしましょう)
【KOKIA】さんは明日から苗場でコンサートがあるので、そのリハーサルをしていた。こちらもお忙しいのだねー。ギターの【松尾】さんが帰ってからは私の出番だ。まだ裁断されていない写真集の元を見てみる。……
イイ!
これは殆ど直しが必要ないぐらいの色のノリだ。やはりA4強の大きさになると迫力が変わってくる。自画自賛ではないけれど、これは買わないと!ってデキになっているな。気になる点を数カ所指摘して、これでチェック終わり。
ちゃんと製本の形で見たいと言うことで、見本を一冊作ってみようー。切るのはマネージャーの【平野】さん、折るのは私、横で応援しているのは【KOKIA】さんだ!……って、どうやって折るん?山折り谷折りがあるのでなかなか頭使うんやぞ?
表紙もつけて、折った部分も両面テープで貼ってここに
REAL WORLD PHOTOBOOK(Prototype)
が完成したのだ。【KOKIA】さんも大喜びだったので、私も嬉しいぞー。最後のページを見て、クレジットのトップに私の名前があるのを見てはそっと涙を流……さないけど嬉しかった。
みんなで何回も回し見しては
「いいなー」
「すっごいすっごい!」
と同じ事を言い合う。撮った私が言うのもアレだけど、色んな表情の【KOKIA】さんが見られるのでファンの人も絶対に楽しんでくれると思う。よほど嬉しかったのか、【KOKIA】さんは明日の苗場に持って行って皆に見せるー!と言っていた。
話は尽きず、場所を近くのお勧めのイタリアンに移してまだまだ話す。ホンの3ヶ月ちょっと前なのに遥か前に感じるチュニジアでの話に花が咲く。こうやって目の前に形となったものがあるので、想い出がどんどん出てくる。
「平野さんとずっと一緒の部屋だったでしょ?……一緒にお風呂入ったりしたの?」
「するかっ!」
「するかっ!」
こんな事を話しながら楽しい時間は進む。そして、いつしかこんな話に……。
「コンサート、東京はオーチャードで4月30日にあるの」
「みたいですねー。あのアルバムをライブで聞くと凄そうですね」
「今から楽しみなんですよー」
「それはそれは」
「で、その時に日本にはいないんですかー?」
ビール吹くわい!
さ、撮影……ですな?確かに、お仕事依頼はとってもありがたいし、何よりもこの『REAL WORLD』は構想の最初から関わっている仕事なので、最後のシメでコンサートを撮ると言うのもアリなのかもしれないなー……。
そしてその一週間後に【あっくん】が二年ぶりに復活してライブをやるので、それも撮りたいし……。うぅぅー……どうしよう?
ほ、保留っす!